
また、当Blogのアップデートも、Terryのツアー残余商品の限定販売(7箇所の写真をサイン入りで添え、セット販売することになりました)、TJRSの詳細等を盛り込み、また活発にアップデートを開始いたします。よろしくお願い致します。
text by Naoju Nakamura

仙台ennは100名入ればいっぱいの大変小さなライブハウス。Terryのセットの向かって左手の大きなゴングをつるす側のハードウェアが入りきるかが気になりつつ会場入りしましたが、無事ぴったりと入りました。
東京最終公演での熱演からか、ツアー最終日にして始めてヘッド交換が必要となりました。打面側ビーター部が破けてしまっていました。基本的には音程重視で張り方がゆるいので破けやすいのだそうです。
巨大セットで“enn”のロゴは全く見えない状態。サウンド・チェック中にステージ上でロゴ入りで撮りました。






自らのドラムセットで一杯のステージ下手に出て観客の皆様に挨拶するTerry!







ご来場の方はお解りだったかと存じますが、昨夜のライブは前の2日間に比べて、あきらかに20分強長い熱演でした。
下はエクストラ・ショットです。
これは本番直前、楽屋で神保彰氏と息子のRaanen Bozzio君に挟まれたハッピーなTerryです。
神保彰氏より一言コメントを頂きました:
『テリーは僕にとって「勇気をもらえるドラマー」です。今回も実に素晴らしかった。』
これはTerryの大ファンでドラマーの小森啓資氏と。小森氏はこの日ユーロロックプレスのインタビュアーとして昼間Terryにインタビューをしてくださいました。以下小森氏からのコメントです。
『リズムは勿論のこと、メロディー、そしてハーモニーという音楽の3大要素を、Rock Spiritを殺さずにアコースティック・ドラムだけで見事なまでにオーケストレーションするという、彼のアイディアと音楽に取り組む姿勢には感慨深ささえ憶えます。そして今回のセッティング…。1月のドラムセットですら驚いたのに、今回のはもうまさに驚愕です。シンバルやドラムの数の多さは言うまでもなく、特にラックの描くフォルムの美しさと芸術性の高さにはインスターレーションを感じました。セッティングにこだわる美意識と芸術的なプレー、そして彼の持つ哲学と存在自身は既成概念を超越した唯一無比の「アート」です。』
All text and photos by Naoju Nakamura






まずは改めて巨大セットのご紹介
センターのバスドラ内側より
Terryのスローンの上に立ってかつ広角で撮影しましたが・・・
サウンドチェック風景
Terryのソロ・ドラム・ツアーでは、1部パソコンから送り出すアンビエント風のサウンドに併せて主にゴング、小物類で演奏する“静”の世界から、超絶なハイパワー演奏までテンポ感、音色感ともにバリエーション豊かに構成された世界が繰り広げられております。
今回の演奏はMCもほとんど無く、ひたすら続いてゆく濃厚な打楽器サウンドです。マニアックかもしれませんが、それはドラムファン、ドラマーに向けてのサウンドでは決してなく、巨大なドラムセットを使って創造されるまさしくアートであることは間違いありません。名古屋から東京公演に向け季節はずれの台風であいにくの悪天候ですが、一人でも多くの方にご覧頂きたく、皆様のご来場をお待ちする限りです。